イタリアで暮らす

北イタリアトリノのガイドブックです

旅行者の生活・地元の生活 汁作らない

6月24日

昨日、日記を書き忘れたので、今日書いている。

Vacanzaについて考えている。休暇。イタリアのことを日本語で書くのむずかしい。

なんというか、ここに住んでいる期間がちょっと長くなりすぎて、どこが日本と違うのかよくわからなくなる。旅行だったら「おお!こんなことが!」となることが、もう目に馴染みすぎて目に入らないのだ。

市場の野菜の新鮮さも知ってるけど、市場が閉店したあとのゴミだらけの道も同じよう知っている。感動しなくなる

だから、土地の話を書くなら新鮮な気持ちで見れる旅行者の方がいいんだと思う。実際、どこかの国の美味しいものみたいなのをうまく描く人は旅行者が多い。っていうか、旅行じゃない、元から来た場所との比較がうまくできないから、面白さが伝わりにくい

子育ての話も、小さい子のほうが親のリアクションも新鮮でおもしろいものね。

あと、ローカルのみているものにはときめき成分が少ない。価格とか手に入りやすさの方が重要で、ハレが少ないからなとは思う。

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それと、海外でで見かけた面白い人みたいなのをネットにあげるのもできなくなった。旅行だったら「XXに行ったら、こんな面白い人がいたんだよ!」で済むのかもしれないけど、この狭い世界、どこで繋がるかわからないからなーってなる。考えすぎなのか

しれないけど。もっとどんどんなんでもあげればいいのか?わからない。

 

常識というのは場所で違っていて。ここでで日本育ちの日本の考え方で生活していた頃はしんどかった。日本に帰るとほっとしてた。なんだろう、ゴールの設定がそもそも違うのに、存在しないゴールを目指してたのに、日本に帰ると「あ、ここにゴールがあった」みたいな。郷に入っては郷に従うってことなんだけど。

「一汁三菜」も「一汁一菜」も汁を作れってことは一緒だしね。